このたびの北海道胆振東部地震の被害に遭われた方々に心よりお見舞
い申し上げます。
一日も早い復旧と皆様の平穏な毎日が戻りますよう心よりお祈り申し
上げます。
七飯町並びに函館市では停電には見舞われましたが、大きな被害はあ
りませんでした。
今回の地震・停電で少し心の温まる話を耳にしましたのでお知らせし
たいと思います。
いつ停電が解消するか先の見えない影響でみんなが我先にと、コンビ
ニやスーパーに走りパン・おにぎり・カップ麺等をたくさん買われた
方が大勢いたようです。これはあるタクシー乗務員から聞いた話です。
東京から観光でいらっしゃってた親子連れ(父・娘2人)、お父様は
体が少し不自由なようで車椅子だったそうです。まさか地震や停電に
遭うとも思っていなかったので、宿は素泊まりで予約していたため夜
の食事の用意はありませんでした。街は停電の影響で食事はおろか、
何軒もコンビニを回ってもおにぎり1個さえ買うことは出来ませんで
した。困り果てたタクシー乗務員は一度自宅に戻り、妻におにぎりと
卵焼き、漬物を用意させて親子に届けたそうです。
後日、東京に戻った娘さんから「色々旅行に行っていますが今回が一
番良かったです!」とお礼の電話が入り、後に事の次第がわかりまし
た。そのタクシー乗務員いわく、「困った時はお互い様なんだ」と・・
自分さえ良ければ・・とわがままを言ったり、食べ物を買い占めた人
もいた中、この話を聞きちょっと心が温かくなり何だか私も優しい気
持ちになりました。
簡単そうで難しいことですが、私も『困った時はお互い様』の精神を
忘れずに日々暮らしていきたいと思います。
専務